就業マスター
就業マスターはAKASHIに登録された従業員に対するグループごとの就業の条件を設定します。
■就業マスターで設定できる項目
・年休自動付与、代休自動付与の設定
・代休・振休の取得範囲の設定
・月度の締日、週の起算日、日付変更時刻などの集計範囲設定
・出退勤や集計に関する丸め設定
・申請の設定※申請承認・回覧者「組織階層に従う(旧設定)」設定時のみ)
MENU
【1】就業マスター設定
【2】就業就業マスターの追加
【3】就業マスターの改定
【4】就業マスターの設定内容
∟①勤務集計(日)の設定
∟②勤務集計(週)の設定
∟③勤務集計(月)の設定
∟④その他(補助)機能の設定
∟⑤年次有給休暇の設定
∟⑥代休管理機能の設定
∟⑦振替勤務/振替休日管理機能設定
∟⑧勤怠申請機能の設定
【5】就業条件設定(別タブで開きます)
「就業マスター」を開き、グループごとの就業規則を作成します。
「就業マスター」と従業員への適用は以下のように紐付いています。
初期設定時には初版が登録されています。
デフォルトで登録されている初版を変更して利用する、または就業マスターを追加して作成します。
新規就業マスターを追加します。
「就業マスター追加」をクリックします。
以下は就業マスター画面の概要です。
就業マスターの概要を入力します。
設定を完了し「確認画面に進む」をクリックすると、内容の確認が表示されます。
「確定」をクリックして内容を保存します。
保存後、就業マスターが一覧画面に表示されます。
就業マスター名横の「▼」をクリックすると、「詳細」より改定した履歴が確認できます。また、「改定」横の「非表示」にて必要がなくなった就業マスターを表示しないように設定できます。
再度表示する場合には、「再表示」にて表示可能です。
既存の就業マスターを改定(変更/修正)が行えます。
改定したい就業マスターの「改定」をクリックします。
改定内容を入力し、「確認画面に進む」をクリックします。
改定された箇所は赤く表示されるので、確認して「確定」します。
「施行日」を過去日に設定すると以下画面が表示されます。
再集計に関しては以下も参照してください。
・「この就業設定が適用される従業員の勤務実績を再集計しますか?」と表示されたのですが、どれを選択すればいいですか?
「施行日」以降に既に就業マスターがある場合、下記画面が表示されます。
例)4/20の施行日がある状態で、4/2の施行日を設定
削除した場合、4/2が最新の施行日、残した場合、4/20になった段階で4/20の施行日が適用
保存後、改定した就業マスターが一覧画面に表示されます。
※全従業員を対象として指定する過去日と設定当日までの期間に「締め」「確定」処理が行われている実績が存在する場合、再計算が行えないため、エラーとなります。
以下は就業マスターの設定内容となります。
各項目の右側にある「?」のマークより詳しい説明が確認できます。併せて確認してください
日単位の単位、丸め処理を選択します。
■時間・時刻集計設定
(例)
出勤時刻 15分(切り上げ) | 実績(出)「8:53」 → 集計(出)「9:00」 |
退勤時刻 15分(切り捨て) | 実績(退)「17:41」 → 集計(退)「17:30」 |
休憩入り時刻 15分(切り捨て) | 12:04 → 12:00 |
休憩戻り時刻 15分(切り上げ) | 12:58 → 13:00 |
集計時間(日単位) 15分(切り捨て) | 総労働時間 「8:07」 → 「8:00」 残業時間 「2:18」 → 「2:15」 |
集計時間(月単位) 30分(切り捨て) | 月間平日労働時間 「168:27」 → 「168:00」 月間残業時間 「37:45」 → 「37:30」 |
■日付変更時刻
日付変更時刻を指定します。
日付変更時刻を変更することで1日の実績として取り扱われる時間帯が変更されます。
日付変更時刻「0:00」の場合 当日「0:00」~当日「23:59」
日付変更時刻「5:00」の場合 当日「5:00」~翌日「04:59」
※設定時刻までの出勤打刻を当日(前日)分の実績として認識します。
(例)日付変更時刻「5:00」 ⇒ 12/1 「4:00」出勤打刻は 11/30の実績として認識 |
■深夜割増賃金 対象時間
深夜時間となる時間帯を「22:00~05:00/23:00~06:00」から選択します。
・AKASHIでは丸め単位「1分」は「丸めなし」と同義となります。
・丸め単位「1分」以外の丸め単位設定時について、「出勤時刻」「退勤時刻」「休憩入り時刻」「休憩戻り時刻」は、実打刻による実績の入力がされている場合、管理画面には秒数の表記はありませんが、実際には秒単位までが丸め処理(切り上げ/切り捨て)の判定対象となります。
(例)丸め単位「15分」丸め処理「切り上げ」出勤打刻 9:00:26(秒) → 9:15
・丸めの起点は予定時刻となります。予定時刻の入力がない場合は「0分」を起点とします。
(例)丸め単位「15分」予定出勤時刻「9:10」の場合、「9:10」を起点として「9:25」「9:40」「9:55」「10:10」…のように丸め集計されます。
週次の開始曜日を選択します。設定した曜日が「週間法定労働時間外時間(週次残業)」の起算日となります。
月単位の丸め処理などを設定します。
■時間集計設定
(例)
集計時間(月単位) 30分(切り捨て) | 月間平日労働時間 「168:27」 → 「168:00」 月間残業時間 「37:45」 → 「37:30」 |
■賃金計算期間(締め日)
月度の締日を指定します。
■月度表記設定(出勤簿での表示)
当月度として扱う月度を締め日の前後で指定します。
(例)
締日 | 当月度 | 月度 |
末日 | - | 4月度は4/1~4/30などカレンダー通り |
15日 | 月度開始日の月 | 4月度は4/16~5/15 |
15日 | 月度終了日の月 | 4月度は3/16~4/15 |
退勤打刻忘れや実績入力がない欠勤疑い状態に対する補助機能の設定です。
■退勤打刻忘れ補助機能
「利用する」とした場合、実績出勤時刻が登録(※)され、かつ実績退勤時刻が登録されていない実績、または一日に複数回打刻をされた際に、最後の打刻が「出勤」だった際、日付変更時刻に対し、1分前に強制的に退勤打刻が行われます。
※実績出勤時刻は打刻ではない場合、当日のモーダル画面から手動で入力された際に動作します。
(例)日付変更時刻 0:00 ⇒ 退勤打刻を忘れた場合、23:59で退勤打刻が入る |
■退勤打刻忘れ補助機能
「打刻した日に紐づく」の場合、退勤打刻を打刻した日の打刻情報として扱います。
「日跨ぎ勤務判定を行う」の場合、前日に退勤打刻がなく翌日に退勤打刻を行うと、前日の退勤打刻として扱います。
■日付変更時刻より前の出勤打刻の扱い
「翌日の出勤打刻」の場合、日付変更時刻より前の出勤打刻を翌日の出勤打刻とする機能です。
日付変更時刻が0:00、1:00前を設定した場合、4/1 23:00~23:59の出勤打刻は4/2 0:00の出勤実績として扱われます。
日付変更時刻を予定開始時刻としている場合に有効な機能です。
・退勤打刻忘れ補助機能を「利用する」場合は、日付変更時刻より前の出勤打刻の扱いは「当日の出勤打刻」のみ選択できます。
・「翌日の出勤打刻」とし、前日の設定した時刻内で出勤打刻とともに「休憩入り」「休憩戻り」の打刻を行った場合には、翌日に反映せず前日に反映します。
■未確定実績補助機能
実績時刻の入力のない労働日に対しての「締め」「確定」処理の可否設定が行えます。「締め/確定可能」としますと、実績時刻の入力のない労働日(欠勤疑い状態)でも「締め」「確定」が行えるようになります。
■休日出勤補助機能
休日に出退勤打刻を行った際に勤務処理に自動的に「休出」が登録されます。
また、休日に対し「休出」を選択せず実績を入力するとエラーとなり、申請/修正が行えないようになります。
■重複実績の補助機能
「利用する」の場合、申請または実績修正機能において、前後の日付の実績時間帯と重なる時刻を登録できません。
※打刻の場合、翌日の退勤打刻が実績に反映しないようになります。
・就業マスターのその他(補助)機能はどのように利用するのでしょうか?
年次有給休暇の自動付与、単位などに関して設定します。
■自動付与日程
以下の3パターンから選択します。
①入社日基準
従業員設定にて設定された入社日を基準として年次有給休暇を付与します。
※従業員設定にて年休基準日を別に設ける設定を行っている場合はそちらを基準とします。
②統一方式(斉一付与年1回)
任意の付与日を設定できます。
③統一方式(斉一付与年2回)
入社日によって付与日を年二回に分けることができます。入社日の範囲と付与日をそれぞれ入力してください。
■適用付与日数テーブル
以下の2パターンから選択します。
①比例付与
比例付与の場合には下記で設定する週の所定労働日数ごとに付与日数を設定できます。
②フルタイム
フルタイム(週の労働日数5日以上)では以下のように、週の労働日数4日以下は表示されなくなります。
■初回付与条件
①入社日に付与
②入社日から6か月後付与
年休付与の基準日が「斉一付与」、年休初回付与日が「入社日から6か月後付与」の場合の初回付与の時期設定を行います。
入社日から0.5年が経過する前に一斉付与日をむかえた時点で初回付与を行う場合は「一斉付与日到達時に初回付与する」、
一斉付与日を先にむかえても入社日から0.5年経過時に初回付与を行う場合は「0.5年経過時に初回付与する」を選択します。
■週の所定労働日数
勤務形態「比例付与」を選択した場合に表示される項目となります。フルタイムの場合は設定は不要です。
個人ごとに個別就業設定にて設定を行うか、または過去の実績で決定するから選択ができます。
■出勤率による付与の自動判定機能
出勤率によって自動付与する/しないの設定を行います。
「常に付与する」の場合には出勤率に関わらず自動付与がされます。
出勤率による自動判定機能を「利用する」設定の場合には、出勤率と、付与日時点でAKASHI上に記録されている実績が不足しており出勤率の算定が行えない場合の動作を選択します。
自動付与の設定パターン、年休付与算定に関しては、以下も確認してください。
・年次有給休暇自動付与について
・年次有給休暇(年休、有休)の付与算定について
■年次有給休暇の取得順、年次有給休暇の取得単位
それぞれ「当年度付与分/前年度付与分(繰り越し分)」、「1.0日/0.5日」から選択します。
※「前年度付与分(繰り越し分)」とした場合、有効期限の終了日が早い方から消化します。
※「0.5日」とした場合、休暇処理にて「午前半年休」「午後半年休」が選択できるようになります。
■年次有給休暇の時間単位付与制度
利用するとした場合、「利用上限日数」を入力する画面が表示されます。
※設定を行うと休暇処理にて
「午前時間年休」「午後時間年休」
「年休(時刻指定)」
が選択できるようになります。
時間単位年休については以下も確認してください。
■年休積立機能
利用するとした場合、年休の積立が行えるようになります。
年休の積立休暇については以下も確認してください。
・積立休暇
代替休暇(代休)の自動付与、消化単位などに関して設定します。
■自動付与機能
休出をした際に休日労働時間により代休を自動付与します。
「任意に発生/代休制度なし」から選択します。
「任意に発生」とした場合、代休発生条件の時間を入力する画面が表示されます。
更に、半日分の代休発生「させる」とした場合、
「0.5日(半代休)」の発生条件の時間の入力する画面が表示されます。
■取得(消化単位)
「1.0日/0.5日」から選択します。
※「0.5日」を選択した場合、休暇処理にて「午前半代休」「午後半代休」が選択できるようになります。
■代休権の有効期限機能
設定する/設定しない」から選択します。
「設定する」とした場合、付与日から「1~12」ヶ月後、「の締め日まで/の日まで」を選択する画面が表示されます。
■発生日選択機能
「利用する/利用しない」から選択します。
「利用する」とした場合、代休取得の際に代休が発生した休日労働日を選択することが可能となります。
※代休発生日選択機能は休日労働時間によって自動発生する代休に対し、代休取得する際に発生元となった休日出勤日を指定して取得する機能となります。そのため、代休手動付与での消化をされる際には設定が不要となります。
※本機能は、全休(1.0日)の代休取得時のみ利用可能です。午前半代休、午後半代休には対応していません。
・代休取得時の控除時間上限はどのような設定でどう利用するのでしょうか?
振替出勤/振替休日の可能期間を設定します。
■振替期間の限定
「設定する/設定しない」から選択します。
「設定する」とした場合、振替元から「同一・前後1~前後12」「週内/月度内」を選択する画面が表示されます。
※「週内」を選択した際の週の起点曜日は「週開始曜日」で設定した曜日となります。
振替勤務/振替休日の範囲限定機能について詳しくはこちらも併せて確認してください。
申請時のメール通知、申請ルートの階層設定などを設定します。
※企業設定の申請承認・回覧者にて「組織階層に従う(旧設定)」と設定されている場合は本画面が表示されます。
■勤怠申請メール
「通知する」とした場合、従業員からの申請があった際には管理者に通知メールが送信されます。
また、管理者が承認・却下を行った際に従業員に通知メールが送信されます。
詳しくはこちらをご確認ください。
・年休希望日提出についてはこちらをご覧くださいませ。
■申請ルート設定
申請の種類ごとに承認を行う管理者の階層を設定できます。※ポイント申請はプレミアムプランのみ利用可
詳しくはこちらをご確認ください。
■申請理由
申請時に理由欄の入力を必須とするか、しないかを選択します。
「申請理由を必須とする」場合、理由欄の入力のない申請を行おうとするとエラーとなります。