年次有給休暇(年休、有休)の付与算定について

年次有給休暇の「自動付与」には、過去の勤務実績をみて付与の動作が変動する以下2点の設定があります。

1)過去実績の出勤率により年次有給休暇の「付与をする/しない」を算定する設定(出勤率による付与
2)過去実績の労働日の日数により付与日数を算定する「比例付与」>週の所定労働日数の設定

これらの設定は就業マスターにて行えます。
また、付与算定結果は各種エクスポートの「休暇付与データ」にて確認が可能です。

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就業条件設定
各種エクスポート

以下それぞれの設定による付与算定のフローチャート、および計算方法について説明します。

1)出勤率による付与算定
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就業マスターの年次有給休暇の自動付与設定にて「出勤率による付与」を常に付与するにした場合には、出勤率に関わらず自動付与が動作しますが、「利用する」とした場合には設定の出勤率により「自動付与をする/しないを判断」されます。
比例付与の付与日数算定とは異なり、「満たない場合には年休付与自体が行われない」ことになります。

✔出勤率による付与算定設定フロー

常に付与する 利用する

 ↓
出勤率が「〇〇」%以上であれば付与する
実績が不足している場合は【常に付与する】or【常に付与しない】
 ↓  ↓  ↓
付与日以前の実績が
1年以上ある
付与日以前の実績が
半年以上1年以下である
付与日以前の実績が
半年以下である
 ↓  ↓  ↓
出勤率を算定 出勤率を算定 実績が不足している場合の設定
判定
 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
常に
付与される
出勤率が〇〇%以上なので
付与される
出勤率が〇〇%以下なので
付与されない
出勤率が〇〇%以上なので
付与される
出勤率が〇〇%以下なので
付与されない
常に
付与される
常に
付与されない

出勤率付与算定方法
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過去実績による付与判定パターン
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付与の判定方法は「AKASHIの過去実績の日数」により以下の順番で判定を行います。

▼付与日以前の実績が1年以上ある
①年休付与日の前日から遡って1年間の実績で算定 

例)2018/09/01に年休付与が行われる従業員の場合、2017/09/01~2018/08/31までの実績で算定

▼付与日以前の実績が半年以上1年以下である
②年休付与日の前日から実績開始日まで遡った実績(半年以上1年以下の期間)で「設定された%(パーセンテージ)」を満たしているかを算定

例)「2018/09/01」に年休付与が行われる従業員(「2018/03/01」打刻開始)の場合、2018/03/01~2018/08/31までの実績で算定

▼付与日以前の実績が半年以下である
③年休付与日の前日から実績開始日まで遡った際、6ヶ月度分の実績が存在しない場合
「実績が不足している場合」の設定に準じて「常に付与する」または「常に付与しない」

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計算方法
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計算方法は①も②も以下の通りとなります。

出勤率=出勤日数÷労働日日数(所定労働日数)

例)AKASHIを2017/04/01から利用開始した従業員Aにおいて、年休付与日は一斉付与の「2018/08/01」だった場合。

  2017/08/01~2018/07/31までの労働日日数は240日、出勤日数は230日

230(出勤した日数)÷240(労働日の日数)×100(%計算)=95.888888888888 ⇒小数点切捨ての為、95%の出勤率と判断

『労働日・出勤日のカウントについて』
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労働日とする日は「過去実績において労働日区分が労働日」となっていることが条件です。
「所定休日」や「法定休日」は労働日となりません。「振替出勤」は労働日となります。
また、出勤日数は「労働日でかつ勤務処理が欠勤でない日の合計」となります。

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労働日区分が「労働日」かつ実績時刻が入力されていない(「欠勤疑い」や「打刻忘れ」)日も「出勤日」と判断します。「労働日」かつ「欠勤」の場合には出勤日数には含まれません。
労働日に「休暇」を取得した場合には、休暇設定の「年次有給休暇算出時の扱い」によって設定された「労働日に含める/含めない」によって労働日とするかが変わります。

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・実績から付与算定を行うので、毎月実績の確認をし、誤りがあった場合には現実に即して修正を行うことが必要。
・実績修正に過去に誤りがあり、期待しない日数で付与がされた場合には、休暇付与の画面にて調整を行ってください。

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休暇設定 ※労働日に含めるか含めないかの設定
休暇付与 ※付与日数調整

1)週の所定労働日数(「比例付与」の付与日数算定 )
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就業マスターにて年次有給休暇の自動付与設定を勤務形態「比例付与」とされた場合、週の労働日数により「設定した付与のテーブルごと」の日数を付与します。

✔週の所定労働日数算定フロー

フルタイム

比例付与

[週1~5勤務で変動]

個人ごとに設定する
(個別就業設定)
過去の実績で決定する

 ↓  ↓  ↓
週の実労働日数

過去1年間の
実労働日日数

過去1年間の実労働日日数および実労働時間

 ↓  ↓  ↓
フルタイム

A

A B

実労働時間でC算定、満たない場合にはB算定

週の労働日数による付与日数算定方法
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▼個人ごとに設定する(個別就業設定)

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「個人ごとに設定する(個別就業設定)」の場合には、各従業員の個別就業設定にある「年休の付与に用いる週の労働日数」の設定が適用となります。「予定時刻設定の労働日数を用いる」設定の場合、1週間の予定時刻設定の中で労働日として設定されている日数(所定休日、法定休日にチェックが入っていない日数)となります。その設定によりAの表の付与日数が付与されます。

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▼過去の実績で決定する

「過去の実績で決定する」の場合には、AKASHIにある過去実績から算定します。

A:週の実労働日数
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個別就業設定での設定と同様に、算定の結果、Aの表の付与日数が付与されます。

過去実績の算定パターン
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「AKASHIの過去実績の日数」により以下の順番で判定が行われます。

①年休付与日の前日から遡って1年間の実績で算定

例)「2021/09/01」に年休付与が行われる従業員の場合、2020/09/01~2021/08/31までの実績で算定

②過去に遡って1年間の実績がなかった場合、実績開始日から年休付与が行われる前日までの実績で算定

計算方法
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計算方法は①も②も以下の通りとなります。

週の労働日数=所定労働日数(労働日区分「労働日」「振替出勤」の日数)÷((勤務実績が最初にある日から付与日前日までの「暦日数」)÷「 7 」)

例)AKASHIを「2021/06/01」から利用開始、「2021/06/01」から実績がある従業員Aにおいて、年休付与日は一斉付与の「08/01」だった場合。その間労働日は35日間。

35(AKASHI利用開始後の労働日数)÷(61(カレンダーの6月、7月の暦日数)÷7)= 4.01639344262295 ⇒小数点は切捨、週4日と判断

B:過去1年間の実労働日日数
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過去1年間の実労働日日数の算定の結果、Bの表の付与日数が付与されます。
実労働日数とされるのは労働日区分が「労働日」「振替出勤」とした日となります。

過去実績の算定パターン
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「AKASHIの過去実績の日数」により以下の順番で判定が行われます。

年休付与日の前日から遡って1年間の労働日日数で算定

例)「2021/09/01」に年休付与が行われる従業員の場合、2020/09/01~2021/08/31までの労働日日数で算定

1年分の実績が無かった際の計算方法
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過去に遡って1年間の労働日がなかった場合、実績開始日から年休付与が行われる前日までの実績で以下のように計算します。

1年間の所定労働日数=『実績開始日から年休付与が行われる前日までの労働日日数』×364÷(勤務実績が最初にある日から付与日前日までの「暦日数」)

例)AKASHIを「2021/06/01」から利用開始、「2021/06/01」から実績がある従業員Aにおいて、年休付与日は一斉付与の「08/01」だった場合。その間、実際に実績があった労働日は35日間。

35(AKASHI利用開始後の労働日数)×365÷(61(カレンダーの6月、7月の暦日数))= 209.4262295081967 ⇒小数点は切捨、209日と判断、169日~216日の付与日数が付与される

C:過去1年間の実労働日日数及び実労働時間
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過去1年間の実労働時間が設定値を超えた場合、Cの週5日(フルタイム)が付与されます。また、設定値を超えなかった場合には、実労働日日数の算定の結果Bの表の付与日数が付与されます。

1年分の実績が無かった際の計算方法
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過去に遡って1年間の労働日がなかった場合、実績開始日から年休付与が行われる前日までの実績で以下のように計算します。

1年間の実働時間=『実績開始日から年休付与が行われる前日までの実働時間』×364÷(勤務実績が最初にある日から付与日前日までの「暦日数」)

例)AKASHIを「2021/06/01」から利用開始、「2021/06/01」から実績がある従業員Aにおいて、年休付与日は一斉付与の「08/01」だった場合。Cの設定では1920:00としている。その間、実際に実績があった労働日は35日間。

35(AKASHI利用開始後の労働日数)×365÷(61(カレンダーの6月、7月の暦日数))= 21,723.27868852459 ⇒設定の1920:00に満たないので、Bの表の付与日数判定が行われる。

付与日数の算定における『労働日とする条件』『実働時間とする条件」
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・労働日とする日は「過去実績において労働日区分が労働日または振替出勤」となっていることが条件です。「所定休日」や「法定休日」は労働日となりません。「振替出勤」は労働日となります。また、労働日となっていて実績が入っていない場合でも、労働日としてみます。
・実働時間は「休暇のみなし労働時間」は含まれません。

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・出勤率による付与算定において、「入社日基準」入社日に付与(0年始まり)」「勤務実績が6ヶ月に満たない場合、常に付与しない」とした場合でも初回自動付与は行われます。この場合次年度付与から出勤率による算定が行われるようになります。
・勤務形態「比例付与」で「入社日に付与(0年始まり)」の設定で「過去の実績で決定する」とした場合には、初回自動付与は付与されません。
これは、入社日当日の付与では過去の実績で付与日数を決定することができないためです。
この場合には0年度分の付与は手動で行ってください。

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