A:直行、直帰、出張はいずれも「事業場外の勤務」として取り扱います。このページでは出張の定義と設定方法を説明します。
直行/直帰に関しては、以下リンクより確認してください。
定義
事業場(いつもの勤務先)とは異なる取引先や現場で勤務を行うこと。「取引先や現場」でその日の勤務が開始、終了することを言います。
※AKASHIでは事業場(いつもの勤務先)を「共有PC打刻を行なう場所」「PCからのマイページ打刻を行う場所」と定義しています。
出張の実績作成方法について
事業場外で共有PCでの打刻やPCからのマイページ打刻が行えない場合の実績作成方法は、以下の2パターンあります。
このページでは出張のみなし出退勤時刻入力動作について説明します。
出張設定方法
出張の「事業場外におけるみなし実績」は「個別就業設定」にて設定します。
設定>個別就業設定>該当従業員の「個別就業」ボタンをクリックします。
「事業場外(直行/直帰/出張)の労働時間」の項目にて以下設定から選択します。
予定時刻に合わせる
当日の予定時刻に合わせてみなし実績時刻が入力されます。
「出張」の場合、予定勤務時刻通りに勤務したとみなし、実績の出退勤時刻を予定出退勤時刻に合わせて入力が行われます。
この時に予定休憩時間の入力がある場合は、実績休憩時間として入力されます。
換算時間に合わせる
個別就業にて設定した換算時間に合わせてみなし実績時刻が入力されます。(予定出勤時刻を起点とします)
「出張」の場合、予定出勤時刻から「全日」で設定した換算時間分進めた時刻が実績の退勤時刻となります。
この時に予定休憩時間が入力がある場合実績休憩時間として入力され、実績休憩時間分、実績退勤時刻が遅くなります。
下記の場合、予定出勤時刻「9:00」から、実績休憩時間「1:00」+全日「8:00」=合計「9:00」進めた「18:00」が実績退勤時刻として入力されています。
フレックス【標準労働時間に合わせる】
個別就業設定の標準労働時間に合わせてみなし実績時刻が入力されます。
「出張」の場合、標準労働時刻通りに勤務したとみなし、実績の出退勤時刻を標準労働開始終了時刻に合わせて入力します。
この時に予定休憩時間の入力がある場合は、実績休憩時間として入力されます。
フレックス【換算時間に合わせる】
個別就業にて設定した換算時間に合わせてみなし実績時刻が入力されます。(標準労働開始時刻を起点とします)
「出張」の場合、標準労働開始時刻から「全日」で設定した換算時間分進めた時刻が実績の退勤時刻となります。
この時に予定休憩時間が入力がある場合実績休憩時間として入力され、実績休憩時間分、実績退勤時刻が遅くなります。
下記の場合、標準労働開始時刻「9:00」から、実績休憩時間「1:00」+全日「8:00」=合計「9:00」進めた「18:00」が実績退勤時刻として入力されています。
・労働区分「管理監督者」は個別就業設定に「事業場外(直行/直帰/出張)の労働時間」の設定項目がありません。管理監督者は「予定時刻に合わせる」設定時の動作がされます。
・出張の場合、規定休憩は動作しません。
出張の申請例
以下は出張の申請例です。
みなし出退勤時刻の反映のためには、当日までに承認まで行う必要があります。
出張のみなし実績の入力条件について
出張のみなし実績の入力には以下4つの条件が必要となります。
①出張日当日までに勤務処理に「出張」が選択されている
事前申請をあげていても承認が出張日翌日だった場合などはみなし実績の入力はされません。
➁出張日当日に「打刻」が行われない
「打刻」や当日の申請承認、管理者での実績修正などで実績の入力があった場合、そちらが優先して実績に反映され、みなし実績の入力はされません。
③予定勤務時刻の入力がある
「換算時間に合わせる」設定でも予定出勤時刻を起点として、みなし実績の入力を行うために予定時間の設定が必要になります。また、出張では規定休憩が動作しないため、予定休憩時間の入力も必要になります。
④出張日の直近の打刻が「退勤打刻」である
「出勤打刻」である場合、みなし実績が正しく入力されません。
出張に関するFAQ
Q1: 休出かつ出張の場合はどのようにしたらいいでしょうか?
A1: 「+勤務処理を追加」をクリックし、「休出」、「出張」をそれぞれ選択してください。
予定勤務時刻の入力がないとみなし実績の入力がされません。予定勤務時刻の入力忘れにご注意ください。
Q2:朝会社に出勤後、午後に出張に出る場合はどのようにしたらいいでしょうか?
A2: 退社する際に直帰打刻を行うことで、設定したみなし退勤実績を入力することが可能です。
※勤務処理「出張」と記録されたい場合は直帰打刻後に勤務処理「直帰」⇒「出張」に変更する申請承認、または管理者で修正を行うようになります。