フレックスについて
1ヶ月以内の一定期間(精算期間)における総労働時間をあらかじめ定めておき、労働者はその総労働時間の範囲内でそれぞれの日の始業や終業の時刻を自主的に決定して働くことができる労働区分です。
フレックスは日単位の所定労働時間ではなく、月単位での所定労働時間設定となります。
これは法定労働時間も同様となります。
フレックステンプレート 各項目について
■労働区分
プルダウンより「フレックス」を選択します。
■時間単位休暇に用いる1日の所定労働時間
フレックス以外の労働区分の場合、時間単位休暇の切り崩しは所定労働時間にて行われますが、フレックスの場合には日の所定労働時間がないため、この項目で定義されます。
分単位は時間に切り上げがされます。また、空欄とした場合には、8:00での切り崩しとなります。
時間単位の休暇に関しては以下も確認してください。
LINK 年休時間利用について
LINK 休暇時間利用について
■予定時刻設定
「予定時刻設定」にて一週間の予定を作成します。年休自動付与に用いる週の労働日数の設定もこちらで行います。
①所定休日、法定休日の曜日にチェックを入れます。
②標準労働時間および、フレキシブルタイム、コアタイム、休憩時刻を入力します。
■規定休憩
規定休憩の設定についてプルダウンから選択します。
「従業員は表示のみ」または「従業員も修正可」を選択すると、労働時間に合わせた休憩時間を設定できます。また、規定休憩の計算時に私用外出を実績休憩時間と同様にみなす設定のON/OFFも設定します。
LINK 規定休憩設定
LINK 規定休憩の設定ごとの控除時間パターン例
LINK 規定休憩の自動計算について
■時間帯別集計項目
プレミアムプランのみの機能となります。詳しくは以下を確認してください。
LINK 時間帯別集計
■翌日の予定時刻を超えた退勤打刻の扱い
「翌日の退勤打刻として扱う」とした場合、日を跨いだ退勤打刻が翌日の予定出勤時刻より後の場合、翌日の退勤実績として反映します。
LINK 打刻の実績への反映について
■清算期間による所定労働時間
フレックスの所定労働時間の設定をプルダウンから選択します。
〇暦日数
フレックス所定時間をフレックス法定労働時間と同様に暦日数で定めます。その月度の日数により、設定された時間が所定労働時間となります。
〇実労働日数
フレックス所定時間を所定労働日数×清算時間で算出します。
「フレックスの集計時に所定労働日数(欠勤日・無給の休暇/休職日を除く)を用いる」にチェックを入れると、フレックス所定時間の計算時に「欠勤日」「無給の休暇/休職日」は含まれないようになります。
〇実労働日数(超過・不足の基準時間が異なる)
フレックス所定時間を超過時間の基準/不足時間の基準で算出します。
「欠勤日」「無給の休暇」「無給の休業/休職」にそれぞれチェックを入れると、フレックス所定時間の計算時には含まれないようになります。
・無給の休暇はユーザ設定休暇のみとなります。代休は含まれないのでご注意ください。
・清算期間における所定労働時間の設定はフレックスの1ヶ月の所定労働時間に影響します。そのため、この項目の設定により、「フレックス月間所定外残業時間」「フレックス月間所定不足時間」などに影響します。
LINK フレックスの所定労働時間の設定にある「超過時間の基準」「不足時間の基準」の利用シーンを教えてください
■休暇時の労働時間
有給休暇取得時のみなし労働時間の扱いについて、プルダウンから選択します。また、半休取得時の労働時間を指定します。フレックスの場合、「予定時刻に合わせる」「換算時間に合わせる」「標準労働時刻に合わせる」から選択できます。
※「予定時刻に合わせる」の場合の予定時間はコアタイムの時間となります。
「予定時刻に合わせる」の場合
「換算時間に合わせる」の場合
「標準労働時刻に合わせる」の場合
LINK 休暇の みなし労働時間について
■代休取得時の控除時間上限(取得代休発生日実働時間の最大値)
代休取得時の控除時間の上限を設定します。
※就業マスター「代休管理機能」の「発生日選択機能」を「利用する」とした場合に有効になります。
LINK 代休取得時の控除時間上限はどのような設定でどう利用するのでしょうか?
■基準時刻外の労働時間の算出
予定時間とは別に基準となる時刻の枠が設定できます。設定された枠外の実働時間は「基準時刻超過時間(実働前後)」で算出されます。
LINK 「基準時刻外の労働時間の算出」はどのように利用するのでしょうか?
■半休取得時の遅刻/早退判定時刻
半休取得時の遅刻早退判定時刻を設定できます。利用しないとした場合には、休暇時の労働時間により判定されます。
LINK 半休・時間休の遅刻早退判定
■遅刻・早退時間集計
遅刻・早退時間集計のON/OFFを選択します。
・遅刻・早退集計をOFFとした場合、打刻による勤務処理への「遅刻」「早退」入力が行われないようになります。
・遅刻・早退集計をOFFとした場合、遅刻・早退・電車遅延に関する集計項目に算出されないようになります。
・遅刻・早退集計をOFFとした場合、申請や修正の際、予定時間との差異があった場合でも勤務処理に「遅刻」「早退」の入力が不要となります。
■事業場外(直行/直帰/出張)の労働時間
事業場外(直行/直帰/出張)の労働時間の扱いについて、プルダウンから選択します。
※「換算時間に合わせる」を選択すると、下記の表示に変わります。半日と全日の時間をそれぞれ設定します。
LINK 直行/直帰の設定・動作について
LINK 出張の設定方法を教えてください
■残業時間
残業時間丸めのON/OFFを選択します。
LINK 申請制残業の設定・動作について
■固定残業時間
固定残業時間のON/OFFを選択します。ONにする場合は、月間固定残業時間を設定します。
※固定残業時間を設定すると、月次集計の際に「固定残業超過時間」にて超過時間が集計できるようになります。
■基準となる労働時間
フレックス用の集計項目の計算に用いる、基準となる労働時間を「平日労働時間」「平日フレキシブルタイム内時間」から選択します。
「フレックス月間所定外残業時間」
「平日労働時間」の場合 月間平日労働時間 - フレックス月間所定時間 のうち、0以上の値
「平日フレキシブルタイム内時間」の場合 月間フレキシブルタイム内時間 - フレックス月間所定時間 のうち、0以上の値
■従業員入力可否設定
従業員入力可否設定を設定します。
・「午前半休+午後半休」は午前半休+午後時間利用など時間利用にも制御が適用されます。
・「見込勤務」は入力可/入力不可/非表示から選択可能です。非表示とした場合には、項目自体が表示されないようになります。
■シフト作成時のアラート表示
プレミアムプランのみの機能となります。利用しない場合には設定の必要はありません。
詳しくは以下を確認してください。
LINK シフト設定
LINK シフト画面のアラートと実績のアラートについて
■工数管理の設定
プレミアムプランのみの機能となります。利用しない場合には設定の必要はありません。
詳しくは以下を確認してください。