直行直帰について
直行直帰は事業場(いつもの勤務先・事務所など)ではなく、取引先や現場での労働となります。
そのため、いつもの事業場では業務開始/終了時に打刻が行えません。
同じく事業場外での勤務には「出張」もあります。出張に関しては以下ページを参照してください。
直行とは
直行とは、自宅から事業場(いつもの勤務先・事務所など)ではなく、取引先や現場に向かうことを言います。このように直行とは「取引先や現場」で勤務が開始することを言います。
直帰とは
直帰とは、取引先や現場から事業場(いつもの勤務先・事務所など)へ戻らずに自宅へ帰宅することを言います。このように直帰とは「取引先や現場」でその日の勤務が終了することを言います。
直行直帰の打刻方法について
事業場外で開始、あるいは終了する勤務の場合、打刻方法は以下の2パターンあります。
このページでは直行・直帰打刻を行った場合の動作について説明します。
直行直帰の設定方法
設定>就業条件内「就業条件設定」の「個別就業」より従業員ごとに設定が可能です。
予定時刻に合わせる(予定内の直行直帰を合わせる)
予定時間内で直行/直帰打刻を行うと、当日の予定時刻に合わせて、みなし実績時刻が入力されます。
「直行打刻」の場合、予定出勤時刻から勤務したとみなし、実績の出勤時刻を予定出勤時刻に合わせます。「直帰打刻」の場合、実績の退勤時刻を予定退勤時刻に合わせます。
予定時刻に合わせる(予定内外どちらの直行直帰も合わせる)
予定時間内外どちらでも直行/直帰打刻を行うと、当日の予定時刻に合わせて、みなし実績時刻が入力されます。
「直行打刻」の場合、予定出勤時刻から勤務したとみなし、実績の出勤時刻を予定出勤時刻に合わせます。「直帰打刻」の場合、実績の退勤時刻を予定退勤時刻に合わせます。
また、予定内外どちらの直行直帰も合わせるこちらの設定の場合、「早出(開始)」「残業(終了)」が入力されていた場合には、申請制残業の設定がOFFでも、「早出(開始)」「残業(終了)」に合わせて実績時刻が入力されます。
換算時間に合わせる
直行/直帰打刻を行うと、「半日」として設定された時刻分「直行」の場合には遡った時刻が、「直帰」の場合には進んだ時刻がみなし実績時刻として入力されます。
なお、「全日」は出張時のみなし実績時間となります。
「直行打刻」の場合、直行打刻時刻から4:00遡った時刻が実績の出勤時刻となります。「直帰打刻」の場合、直帰打刻時刻から4:00進めた時刻が実績の退勤時刻となります。
標準労働時間に合わせる(標準労働時間内の直行直帰を合わせる)
労働区分「フレックス」の場合、「予定時刻に合わせる」の代わりに、「標準労働時刻に合わせる」が選択肢として表示されます。
標準労働時間内で直行/直帰打刻を行うと、個別就業設定の標準労働時間に合わせて、みなし実績時刻が入力されます。
「直行打刻」の場合、標準労働開始時刻から勤務したとみなし、実績の出勤時刻を標準労働開始時刻に合わせます。「直帰打刻」の場合、実績の退勤時刻を標準労働終了時刻に合わせます。
標準労働時間に合わせる(標準労働時間内外どちらの直行直帰も合わせる)
標準労働時間内外どちらでも直行/直帰打刻を行うと、当日の予定時刻に合わせて、みなし実績時刻が入力されます。
「直行打刻」の場合、標準労働開始時刻から勤務したとみなし、実績の出勤時刻を標準労働開始時刻に合わせます。「直帰打刻」の場合、実績の退勤時刻を標準労働終了時刻に合わせます。
また、標準労働時刻内外どちらの直行直帰も合わせるこちらの設定の場合、「早出(開始)」「残業(終了)」が入力されていた場合には、申請制残業の設定がOFFでも、「早出(開始)」「残業(終了)」に合わせて実績時刻が入力されます。
・直行/直帰のみなし実績の入力は実際の「直行打刻」「直帰打刻」でのみ動作します。管理者での実績修正や従業員からの申請承認で実績の勤務処理に「直行」や「直帰」を選択しても実績時刻は変わりません。(みなし実績の入力はされません。)
・労働区分「管理監督者」は個別就業設定に「事業場外(直行/直帰/出張)の労働時間」の設定項目がありません。管理監督者は「予定時刻に合わせる」の設定と同様に予定時刻に合わせた動作が行われます。
直行直帰FAQ
Q. 事前に直行申請して承認されていたのに、みなし実績が入力されず、実際の打刻時刻が実績に入力されました。
⇒A. みなし実績の入力は「直行打刻」「直帰打刻」の実打刻があった場合に動作します。事前に勤務処理に「直行」「直帰」が選択されていても、「直行打刻」「直帰打刻」がされていない場合、みなし実績の入力はされません。また、事前に勤務処理に入力されていた「直行」「直帰」は打刻に合わせて解除されます。
Q. 「予定時刻に合わせる」設定なのに20時に直帰打刻しても、予定退勤時刻である18時に丸まりません。
⇒A. 「予定時刻に合わせる 予定内の直行/直帰打刻は予定の時刻が実績時刻に入る」設定の場合、
「直行打刻」時には、予定出勤時刻以降の直行打刻を予定出勤時刻に丸める動作がされ、
「直帰打刻」時には、予定退勤時刻前の直帰打刻を予定退勤時刻に丸める動作がされます。
予定出勤時刻前の直行打刻や予定退勤時刻以降の直帰打刻がされた場合は、打刻した時刻がそのまま実績に反映されます。
※申請制残業の丸め設定がONの場合には予定出退勤時刻に丸まります。
Q. 直行打刻や直帰打刻時もみなし実績を入力せず、実際の打刻時刻が記録されるように設定するにはどうするといいですか?
⇒A. 「換算時間に合わせる」半日「0:00」と設定すると、入力されるみなし実績が「0:00」となり、実質、みなし実績が入力がされないようになります。
※申請制残業の丸め設定がONの場合には予定出退勤時刻に丸まります。