A:以下に振休と代休の定義と設定方法をご案内します。
振替休日と代休の定義
振替出勤/振替休日
あらかじめ休日と設定していた日を労働日とし、他の労働日を休日にすること。
労働日と休日を交換する制度です。振替出勤は一般的に振替勤務、振出とも言います。
AKASHIではこの交換する制度をそのまま用いているため、振休を休暇のようにプールすることはできません。
また、交換は一日単位で行われるため、半日振替出勤/半日振替休日や時間単位振替なども行えません。
代替休暇(代休)
休日に労働が行われた後に、その代わりとして休暇を与えること。
事後に代休を与え、取得したとしても、休日出勤の事実は変わらず、計上された休日労働時間は相殺されません。
AKASHIではこの事後に代休を与える制度をそのまま用いているため、代休は休出後に自動付与されます。
【1】振替設定(振替有効期限)について
振替可能期間を設けるための設定は設定>就業条件設定内「就業マスター」より対象の就業マスターにて設定します。
「振替勤務/振替休日管理機能の設定」にて振替期間の限定にて「設定する」を選択し、「同一・前後1~前後12」「週内/月度内」を選択して、振替元(振替出勤日)からの振替期間を設定します。
・「週内」を選択した際の週の起点曜日は「週開始曜日」で設定した曜日となります。
上記設定後、振替処理を行う際に、設定した期間外の日付を振替日として指定した場合、以下エラーが表示されます。
【2】代休設定について
代休の自動発生をさせるための設定は設定>就業条件設定内「就業マスター」より対象の就業マスターにて設定します。
「代休設定」にて代休の消化単位の設定と代休自動発生「させる」を選択し、発生条件を入力します。
自動付与する代休に有効期限を設定したい場合は有効期限(事項設定)を「設定する」とし、
付与日から「1~12」ヶ月後「の締め日まで」or「の日まで」を選択します。
付与日(休出日) | 設定しない | 1ヶ月後の締め日まで(末日締め) | 1ヶ月後の日まで | 3ヶ月後の締め日まで(末日締め) | 3ヶ月後の日まで |
2019/11/16 | 無期限 | 2019/11/30 | 2019/12/16 | 2020/1/31 | 2020/2/16 |
2019/11/30 | 無期限 | 2019/11/30 | 2019/12/30 | 2020/1/31 | 2020/2/29 |
2019/12/01 | 無期限 | 2019/12/31 | 2020/1/1 | 2020/2/29 | 2020/3/1 |
・「締め日まで」設定時は付与日の当月度を「1ヶ月後」として数えます。
・有効期限を設定しない場合は有効期限の終了日が設定されず、無期限(取得されるまで消滅しない)で付与されます。
代休自動発生を設定すると、休日出勤(休出)の際の休日労働時間が設定した条件に達すると自動的に代休が付与されます。
代休発生確認方法
休暇/休業/休職>休暇付与にて、該当従業員の代休の履歴より、いつの休日出勤により代休が自動付与が行われたかの確認が行えます。
・有効期限の終了日をむかえた代休は表示されません。
また、休暇付与のエクスポートでも、どの日の休出によって代休が発生したのかを確認できます。
データ入出力>各種エクスポートより、「休暇付与」を選択し、「休暇種別」にて「代休」にチェックをして、「エクスポート」します。
「付与日」の行にある日付が代休発生となった休出の日付となります。